『ありがとう』を唱えることで、『ありがとう』という言葉の言霊の効果で、
病気を治すという奇跡を体験した人がいる。
そんな実例を本やネットの記事、動画で見ては、
自分の大切な人にも、同じ奇跡が起きて欲しいと願う人はいるのではないでしょうか?
私は、願いました。『ありがとう』という言葉を唱えました。
1年で100万回は超えました。
私には、私の大切な人には、【病気が治るというありがとうの奇跡】は起きませんでした。
病気が治るという奇跡は起きなかったけれど、数か月と言われていたのに1年共に過ごすことができた。
痛みがなかった。一緒にご飯を食べたり買い物したり料理をしたりできた。
奇跡は自分で奇跡と思えばたくさん奇跡の時間を過ごすことができました。
自分自身の心のコントロールにも、『ありがとう』という言葉を唱えることは、とても役に立ってくれていました。
『ありがとう』という言葉に感謝しています。
けれども、感謝と幸せをちゃんと感じられるようになっても、やはり、いつもこの1年間『ありがとう』という言葉を口に出す時、思う時、感謝と幸せとともに、
父の病気が治るという奇跡よ、起きてください
という本質的な心の奥底にひっついて離れない「願い」「執着」「懇願」を思っていました。
つまりなところ、“感謝1番”の『ありがとう』というより、
”願いを叶えて“”奇跡が起きたらいい“といった、本来の『ありがとう』にプラスした思惑が込められた言葉を言っていたように思います。
『ありがとう』という言葉をたくさん言うぞオタクになっていました。
そんな私に、『ありがとう』という言葉の本来のあたたかさを改めて教え直してくれたのが、この本でした。
『ありがとう』って言わなきゃ、言うぞ、ではなくて、自然に何も考えなく『ありがとう』って口から感謝の気持ち込めて出てる・・
そっか、ありがとうってこういう言葉だったよな。
馬鹿だと思われそうですが、そんな当たり前のことをあたたかく改めて教え直してくれました。
あたりがとう関連の本を、私はこの1年でたくさん読んできましたが、この本だけは、他の本達とは別物に私は感じられました。
ありがとう系の本を読むと、私は損得勘定、つまり得だから言う、
言った先に何かしらの良いことがあるから言う、という感じをすごく感じてしまう時がある。
むしろそれを望んで読んでいたところもあるのですが。
しかしこの本は、
著者自身は、“感謝は技術”と書いていますが、他の本で感じた 損得勘定のような技術感は全く感じませんでした。
日々の当たり前の、でも当たり前でないことを、損得勘定ではなく武田さんの心からの感謝で行動し、口に出している、ただそれを綴っている本。
『ありがとう』という言葉を言った先に、良いことを期待して、思惑して言っているのでなく、今だけをちゃんと見て感じて生きて、生々しい純粋無垢な『ありがとう』をただただ書いている本。
病気のありがとうの奇跡を追い求めていた私。感謝って、ありがとうって何だっけ?を教えなおしてくれた『感謝オタク』の本

『「ありがとう」の教科書 良いことばかりが降りそそぐ感謝の技術30』の概要
著者:武田双雲
出版社:すばる舎
出版年月日:2022/6/27
ページ数:208p
実は父が余命宣告をされてから、日々の当たり前に対して、自然に私が始めた行動がありました。今もしてます。
当たり前にしていたことが当たり前ではなかったことを、父の余命宣告という形で残酷にも教えられ、有難くてしかたなくて自然にしていた行動でした。
この本に、私がこの1年間、今も続けている、武田さんいわく”ありがとうの技術”が2つ書いてありましたので、ご紹介します。
そして、今後も今の気持ちを色褪せさせず続けていきたいことですので、その為にもこのブログに書いておきます、自分へのメッセージとして。
私が毎日している”感謝の技術①”
ウンチに感謝する
わたしはウンチを流すとき「ありがとう」と手を合わせて感謝をします。
ウンチは生き物に共通してなくてはならない貴重なものであり、自分でウンチを排泄できることは、健康だということを証明してくれるありがたい存在だからです。
だから、自然と手を合わせてしまうのです。
ー『「ありがとう」の教科書 良いことばかりが降りそそぐ感謝の技術30』より引用
お食事中の方がいたら、本当に申し訳ないのですが・・・。
父が余命宣告をされ、仕事を辞め東京から地元に引っ越し、一緒に暮らし始めてから、父のウンチ事情が普通でないことに気づきました。
父と私は昔から快食快便。1日に1度ならず2度3度とすることもありました。
それが、私が地元に引っ越しをし、改めて共に生活をするようになった頃には、父はほとんどトイレに行くことがありませんでした。
食事もままならない状態、抗がん剤治療の副作用により食べてもほとんど吐いてしまっていました。
出るものもない状態。。。出たとしても「色が今までと違う。硬さが違う」ようでした。
抗がん剤治療の効果が出始め、体調が良くなってくると、以前までとはいかずとも、形のあるウンチをすることがありました。
その時、ウンチが普通に出たと、嬉しそうに話してくれた父を今でも覚えています。
私も、家族も、みんながウンチに感謝しました。ウンチが普通に出てくれた頑張ってくれている身体に感謝しました。
普通に出るものだと思っていたウンチが普通に出ることが、こんなに嬉しくて、幸せなことだと、その時初めて心から思いました。
私は、いつの間にか、トイレで自分の出した、出せたウンチに感謝するようになっていました。尿にも。
排尿、排便している間、自身のお腹をさすり「ありがとう」「ありがとうね、今日も健康でいてくれて」「ありがとうね、今日も働いてくれて」と言葉が自然と出るようになっていました。
尿を、ウンチを流す時、武田さんと同じく私もウンチに「ありがとう」と手を合わせて感謝をしています。
そうすることが、後々の何かに繋がるからしているわけではない。ただただ、有難くてウンチに感謝をし手を合わせています。
私が毎日している”感謝の技術②”
寝る前に「父、母、祖父、祖母」を思い浮かべる
わたしは夜寝る前「父、母、祖父、祖母」の顔を思い浮かべ「ありがとう」と言いながら手を合わせます。
名前と顔をひとりずつ思い浮かべると、感謝のパワーも強まりますし、その6人に見守られているような気持で安心して眠りにつくことができます。
ー『「ありがとう」の教科書 良いことばかりが降りそそぐ感謝の技術30』より引用
寝るのが時間がもったいないと思うことが何度も何度もありました。
寝る時間があるのなら、眠っている父を見ていたい、家族が集まっているのを見ていたい、と何度も何度も思いました。
寝るのが怖い時が何度も何度もありました。
私や家族が寝ている時に、父の容態が悪くなったらどうしようと不安になったり。
父がもし夜中に目を覚まして一人きりで不安や恐怖に襲われていたらすぐにそばにいってあげたいのに、、、と睡眠しなければ生きれない人間の弱さを恨んでみたり。
なかなか寝つけない時は妄想をしてしまいます。
したくもないのに、勝手に妄想して頭がモヤモヤして心にまでモヤモヤをひっぱってきて。
分かりもしない未来のことを考えたくない私は自然とこんなことを寝る時に口にするようになっていました。
「お父さん、今日も幸せをありがとう。お母さん、今日も幸せをありがとう。おじいちゃん・・・・・・」。
自分自身へも言います。「今日も1日頑張ってくれてありがとう。」「今日も健康でいてくれてありがとう」「幸せをありがとう」と。
1日を共に生きることができる、1日を共に同じ家で眠ることができる、1日を離れていたとしても生きて終わることができる、そんな普通のことが、もう二度とできない普通のことが、さいっこうの幸せなことだったんだなぁ。
まとめ
『ありがとう』をいう言葉を言うことで、奇跡を起こしたい。
2021年の6月から、思っていた思いです。
『ありがとう』という言葉が、感謝をあらわす言葉だということは知っている。
実際に毎日言葉にしていると、それまで当たり前に思いすぎて何も思わなかったものやこと、人に感謝のきもちがわいてきました。
毎日、こんなに有難いことに囲まれて生きてきたんだと、感謝の思いがわいてきました。
毎日、こんなに幸せな時間を、当たり前に気づきもせず意識もせず過ごしていたんだと分かりました。
それでも、それなのに、感謝と幸せをちゃんと感じられるようになっても、やはり、いつも、この1年間『ありがとう』という言葉を口に出す時、思う時、感謝と幸せとともに、
父の病気が治るという奇跡よ、起きてください
という本質的な心の奥底にひっついて離れない「願い」「執着」「懇願」を思っていました。
まさに、『ありがとう』は感謝の言葉というより、私にとっては『損得勘定』でした。
そんな私に、本来の『ありがとう』を改めて教え直してくれた本でした。
これといった大きな奇跡が書いてあるわけでもない.
むしろ、この記事でも紹介しましたが、
うんちとかドライヤーとかごくごく普通の生きていれば当たり前にあることの詰め合わせ。
特別感なんて何も感じられない。
でもそれがとても良かった。。
ありがとう系の本を読むのはちょっぴり学ぶ気持ちでぴりぴりするのですが、この本はただただぼんやり、ゆっくり、ぽかぽか、ほわほわ・・・そんなゆったり感で読めました。
そして読み終わった後には、自然に、本当に自然に「ありがとう」を言いたくなった。
誰かに言いたくなりました。
なんだか心がたれぱんだのごとくゆるやかになった気がします。

純粋にあたたかな気持ちだけを届けてくれるようなありがとう本
まさに ありがとうの教科書
こんな素敵な本に出会えて感謝です、感謝オタクさんこと武田双雲さん。
ありがとうございます。
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私はキンドルアンリミテッドで読みました。