おすすめ小説【白の恋か、黒かは読者次第。】純粋な恋か、悪かを決めるのはあなた

たこ
「あなたは読者によって解釈が異なる小説、お好きですか?」

あー、ありますよね、そういう小説。

小説に限らず、ドラマや映画でも、もはや最近”あるある”ですよね。

私事ですが、最近また「人間の証明」という一昔前に流行した小説を読み改めまして。

もうね、”分かりやすい”。

登場人物の多さ、それぞれが抱える人間らしい生き様と感情は、とても丁寧で繊細で、それでいて複雑で大胆で、何とも言えない厚みのある小説ではありますが、、、、

でもね、”分かりやすい”んです。

ミステリー小説ですが、犯人も刑事も周りの登場人物も”語る語る”(笑)

だから、”分かりやすい””。

その物語としての重厚感と、誰にでも届く”分かりやすさ”のアンバランスさが魅力の小説。

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あ、話が逸れてしまいましたが、今回ご紹介するおすすめ小説は、それとは全く違う、

いわゆる【読者によって、解釈が異なる小説】です。

もちろん、同じ本でも読者により受け取るものは様々です。

ですが、ビジネス書とは違い小説の大筋な部分は”ほとんどの人は同じようなものを受け取るよね””というのが多かった一昔前。

最近は、【読み手により、解釈は自由。お好きにどうぞ】系のストーリーの多いこと。

今回は、そんな小説から、おすすめの小説をご紹介します。

この記事では、そんな小説でも【白の恋か、黒か】【純粋な恋か、悪か」といった感想を読了後に私自身が持った物語を紹介しますね。

いずれの本の著者も、著者自身が意図したものかどうかは分かりません。そんなメッセージを読者に届けたのではないよ、とお叱りがくるかも(笑)

いやいや、素直な心で恋愛小説を読みたいわ、という方にはこちらの本がおすすめです(#^.^#)

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おすすめ小説【白の恋か、黒かは読者次第。】純粋な恋か、悪かを決めるのはあなた、の本

純粋な恋に、ミステリー要素もあり、キュンキュン・ワクワク・ハラハラ・ドキドキ。

そんな単純な感想を持てる小説ではありません。

仄暗さもあり、グロさもあり、生々しさもあり。

それが残念、それが良い。

コーラとポテトチップスのような中毒性のある小説です(笑)

①恋に至る病

たこ
【読者によって解釈が変わる】ストーリーが好きな方にとっては、たまらなく面白く読める小説

フィクションらしい小説だからこそ白い恋だと綺麗なのに黒を混ぜたところが「愛」でなく「恋」

”「やっぱりそうか」” ”消しゴム”・・・・。

読み手に解釈をさせる【言葉】【アイテム】と、キーポイントとなるものがある小説。

この小説を読んだことのない人は、「なんのこっちゃ」というものでしょうが、この「やっぱりそうか」と消しゴムが、ほんと人それぞれ違う解釈をするのですよ。面白い。

といっても、私は1回目に読んだ時は、【白の恋】だと何の迷いもなく思いながら解釈しましたけどね(笑)

最近の小説で流行りの回線を通じて世の人々を混乱させる系の話と、若い男女の美しい恋物語だなぁと。

物語の展開が面白いから先が気になる一度読み始めたらどんどん読み進めたくなる小説ではあるけれど、一度読み終わったら5年ぐらいはもう読まなくていいかなと(笑)

だけどやっぱり「やっぱりそうか」と”消しゴム”を他の人はどう解釈したのかと気になり、他の人たちのレビューや感想を見たり読んだりすると、もう1度読み始めてしまった(笑)

今度は初めから「黒」「悪」と決めつけたうえで読んでみよう、と(笑)

結局、同じ小説を続けて2回読んでしまいました。

私自身が40代ということもあるのでしょうが、あくまで【恋】というところが魅力。

【愛】には感じないところが。

【愛】があるのかどうかではなく【恋】なのかどうか、というところが魅力だと思います。

たこ
【読者によって解釈が変わる】ストーリーが好きな方にとっては、たまらなく面白く読める小説だと思います。

「恋に至る病」の概要

著者:斜線堂有紀
出版社:KADOKAWA
本の長さ:304ページ
発売日:2020/3/25

期間限定ではありますが、斜線堂有紀さんの小説kindleで読めることが多いですよ(#^.^#)

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②果てしなき渇き

たこ
悲惨を本に詰め込んだような物語の中に一粒の朧げな「恋」だけはあって、と願ってしまう小説

もうね、読むのが苦しいです。

この、読むのが苦しい系の小説は、おそらく1度読んだら二度と読みません、私は。

他の方たちのレビューにも書かれているように、好き嫌いがハッキリ分かれるストーリー。

もうね、著者さんが知っている限りの調べた限りの世の中の闇を、全部小さな本の中にぎゅうぎゅうに詰め込みましたよ、この野郎っていうような、

野蛮であり乱暴であり、暴力的であり、グロテスクであり悲惨であり・・・

そんな小説だからこそ、霞かかっているような過去の男の子への彼女の思いを、信じたくなる。

黒なんて綺麗な色にもならないぐちゃぐちゃした色を感じるこの物語の中で、真っ白な白を思わせてくれる過去の物語が、その対比が魅力の小説だと思います。

ま、もう読みませんけどね(笑)

切なくなったり悲しくなったの感想を持ってしまう小説はいいのですけど、”読むのが苦しくなる”小説はちょっと・・・苦手なんですよねぇ(笑)

しかし!!!

先ほども書きましたが好きな人には好きなストーリー!!

たこ
あなたは何度でも読みたくなるでしょうか?私のように1度でいい派でしょうか?

「果てしなき渇き」

著者:深町秋生
出版社:宝島社
本の長さ:509ページ
発売日:2007/6/1

③幻夜

たこ
著者に”あなたは彼女を信じることができる純粋さと強さがあるのか?”と挑戦状を静かに渡されたような感覚になる小説

ベストセラー小説『白夜行』の姉妹作ともいえるTHE・東野圭吾小説の『幻夜』。

『白夜行』を「白の恋」だと思っている私としては、『幻夜』は読みたくなかったような、なんとも言えない感情になるストーリー。

『幻夜』を読んで『白夜行』の雪穂をどう捉えていたのか問われているような・・。

この記事で紹介した『恋に至る病』が軽快に進むストーリーの中に「白の恋か、黒か」「純粋な恋か、悪か」を読者自身で解釈する小説なら、この『幻夜』は重厚に丁寧に複雑に進むストーリーの中にそれを探るような小説。

死人の数は上2冊の本より少ないのに、深さが凄い。。。。。

たこ
3~5年に1度は必ず読み返したくなる小説です。飽きない。東野圭吾マジック(笑)

「幻夜」の概要

著者:東野圭吾
出版社:集英社
本の長さ:792ページ
発売日:2007/3/30

おすすめ小説【白の恋か、黒かは読者次第。】純粋な恋か、悪かを決めるのはあなた、の本。の番外編。

「みなさま、上記でご紹介した3冊のストーリー、読んでみてどんな解釈をしましたか?」

この番外編でご紹介する本は、それらとはちょっと異なります。(※私の解釈では)

明らかに「白」ではありますが、いや「白」であったのですが、「黒」が1滴ポトンと落ちたところから、【変わったのか変わらないのか、】の小説です。

私が大好きな小説家を殺すまで

たこ
私と小説家の「白のまま」か「白が変わっていってしまう」対比が悲しくリアル

「敬愛」か「執着」か、タッチは軽いのに、人間の、自分が見たくない、好きな人に向ける心情のリアルが描かれている小説。

この記事で紹介する本の中で1番、どんな人間にも通じる、好きな人に対して自分が向ける心のリアルな過程を問うてくる小説だと思います。

白のままでいたいけど、自分自身が嫌でも、白のままだけでいられない、やっかいな人間の底。

「あー、分かる」という独り言が、”私”と”小説家”、両方に感じる。

自分のこと以上に、自分以外の誰かを、変わらず愛し続けることはできますか?の難しさを考えさせられました。

「私が大好きな小説家を殺すまで」の概要

著者:斜線堂有紀
出版社:KADOKAWA
本の長さ:215ページ
発売日:2018/10/25

「恋に至る病」「私が大好きな小説家を殺すまで」、2冊ともKindle Unlimited で読むことができました(#^.^#)
月額料金のみで読める期間があるのでご注意ですが(^_-)-☆

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まとめ

今回は、【読み手により、解釈は自由。お好きにどうぞ】系の小説から、【白の恋か、黒か」という小説のおすすめ本を紹介しました。

皆さんは、これらの小説を読んで、どんな解釈をしたでしょうか?

私は幸せな未来を想像させる、スッキリした結末の小説が好きなので、いつも明るい方の解釈をしたい派なのですが(笑)、やはりハッキリ書いていないものは色々想像はします。

【読者により解釈が異なる】ストーリーの楽しみ方は、自分一人であれこれ想像するのも楽しいですが、ブログや動画などで他人の解釈を読み漁ったり見るのも面白いですよね。

読んだ後の余韻に浸った後は、ひたすら他の人はどう思っているのか調べるという楽しさまで味わえてしまう一石二鳥系の小説。

色々書いてはきましたが、急にまじめな話をしますと、こういう小説って、実はこれまでの”分かりやすい”小説より、”より人間らしい生々しさ”を感じます。

人生、いきなり何が起こるか分からない。

小説のように事件が解決したから物語が終わるわけではなく、死ぬまで生き続けていく。

大切な人が亡くなったからといって、同時に自分の心臓が止まってくれるわけではない。

人間の感情は様々。

同じ人間であっても、その時々で感情も異なれば、人生経験が増えるにつれても、他人から見える自分も違う。

生まれてから死ぬまでずっと同じ価値観で、同じ考え方で生きられるわけじゃない。

他人から見える自分は良い人にも悪い人にも見える。

自分が思う自分でさえ、良い人にも悪い人にも思える。

以前読んだ本なのに、その本を読む自身の状況や心情によって変わる。

読了後の自身の感想によって、今の自分の心の状態を知ることまでできてしまう怖さ。

そんな人間の生々しさを、超リアルに感じさせられるのが【読者により解釈が異なる】小説ではないか?と思います。

たこ
それにしても、【読み手により解釈の異なる物語】を見ていつも「あぁ」とため息とともに納得してしまうのは、必ずその中心核なる人物が”女”であること(笑)
”女”って、”男”に比べてイメージ悪いよね(笑)

この記事を書いている本日の外は雨。

最近好きなロザリーナの『涙の銀河』と、大好きなRighteous Brothersを聴きながら休日を過ごしています。

久しぶりに「白夜行」➡「幻夜」を読んでみるかな。今日の気候にぴったりな気がする(笑)

今日は、読んだ後に、どう思うかなぁ?それも楽しみに。


涙の銀河

Unchained Melody: Very Best Of The Righteous Brothers

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